SDGsで技術士の市場価値が更に高まる理由 [AD]
技術系の最難関資格である技術士ですがSDGs達成目標やESG投資の発展で、今後更に需要が高まる可能性があります。
産業別に見てもIT系資格の需要が高まる中、どうして技術士の資格に将来性があるのでしょうか。
この記事では需要増となる背景と今後求められるスキルについて解説します。
環境部門の需要が大きく伸びる
技術士は1次試験突破後であれば2次試験は複数の部門を選択し、資格を取得することが可能です。インフラといっても電気・通信・情報系のインフラを需要が拡大する見込みはあっても、建設系は将来が不透明であると言わざるを得ません。
しかし近年SDGsやESG投資の発展により、環境に配慮した事業計画や活動が重視され投資判断の対象となる動きが強まってきました。これは1企業に留まらず世界各国の投資判断にも採用され、世界は投資を受けるために環境対策を優先するしかないという潮流を作り上げようとしています。
環境対策はCFPのように製造から消費まで一貫したCO2排出量を計算する等、細かく設定され専門知識を多く持つ者が有利に事業活動を推進できる社会へと変貌を遂げる可能性があります。
そこで技術系の最難関資格でもある技術士環境部門の取得が今後の社会的需要にマッチしているといえるのです。
ESG投資の拡大
世界経済の構造を除いて見ると、その節々に視てとれるのは株式会社の業績です。将来の利益に期待して投資家達は目ぼしい会社へ投資する訳ですが、誰も欲しがらない会社の株式を購入することは投資家にとってリスクでしかありません。IMF(世界通貨基金)はグリーンボンドを中心としてESG関連ファンドが管理している資産は30兆ドルにものぼると試算を発表しています。
このことが環境対策に消極的な投資家心理を積極的なものへ変え、それに伴って企業の活動も環境対策を中心としたものへ変化させていく展開です。
SDGsの登場
SDGsのマテリアリティにも”気候変動に具体的な対策を”という目標があります。世界的に見ると日本の環境対策は消極的と言われていますが、菅元総理大臣は2050年カーボンニュートラルを実現する旨の宣言をし、2035年にはガソリン車販売終了を目指すなどと具体的な内容まで言及しました。
温室効果ガスを排出する原因はエネルギーの使用ですので、全ての事業活動において環境リテラシーが必要となる将来が明確になります。その時、企業に於いて最も価値のある資格は技術系最難関資格である技術士の環境部門取得者でしょう。
DXと環境対策
金融や交通に限らずDXの潮流がとまりません。
第4次産業革命と言われる現代では、今までの当たり前がすぐに古いものへと変わっていくことでしょう。ビッグデータの活用やAIによる分析能力の向上により、よりスマートな社会が実現するようになります。
しかし、ビッグデータを利用したブロックチェーン技術に活路を見出す企業はエネルギーを大量に消費する現実をいかに受け止めるのか?投資家心理はどのように働くのか?等を総合的に判断することが求められ、知識の豊富な技術士のコンサルティング需要が増大することでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ドローンやブックチェーン、AIの登場で既存のインフラとIT技術の結合が盛んになりました。しかしそれは莫大なエネルギー消費を前提としており、企業の悩みはESGとのバランスをとることへと発展しています。
技術士環境部門はそういった世界の需要に応じる環境対策コンサル又は社内での存在意義がとても大きく、問題の最先端に立つことが可能な資格となることでしょう。難易度は高いですが是非チャレンジしてみたいものですね。